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電子書籍(日本教文社) > 環境問題 > 自然に学ぶ 生活の知恵―「いのち」を活かす三つの原則―【電子書籍版】石川光男著

自然に学ぶ 生活の知恵―「いのち」を活かす三つの原則―【電子書籍版】石川光男著

 日本経済は、国の将来が危ぶまれるほど危機的な状況の中で低迷を続けています。著者は経済関係の専門家ではないのですが、バブルが崩壊する前から、日本の企業のあり方にある種の危機感をもっていたそうです。それは儲けた金の使い道に関する確固とした基本理念が見えなかったからです。バブルの崩壊は、企業経営に関する確固とした「ものさし」がなかったことが本質的な原因であると著者は言います。健康問題に関しても、著者は同じような危機感をもっていたのが、本書を書いた動機だそうです。

 まず働きざかりの世代を中心に生活習慣病が増えていること。たとえば著者の知り合いの企業経営者は、会社の集団検診で40代以上の社員の約4割が、何らかの形で生活習慣病に関わっているという現実に直面し、大変憂慮していたそうですが、これは単に一企業の問題ではなく、日本経済全体にも大きな暗雲を投げかけています。経済的な高度成長のかげで、バブル崩壊の火種がくすぶっていたように、世界一の長寿社会の背後に生活習慣病の増加がしのび寄っているのです。

 生活習慣病の増加が、欧米流の食生活と深い関係があることを直視するならば、健康管理に関しても、社会の風潮に流されない確固とした「ものさし」、すなわち生き方に関する明確な基本原則が必要であることがわかります。この本は、「自然から学ぶ」という立場に立って、生き方と健康管理についての「ものさし」を提供することを目的としています。

 前作『自然に学ぶ共創思考』(日本教文社)は、「いのち」を活かすという考え方の総論編といった立場で書かれていますが、この本は健康と生き方に焦点を当てた各論編という意図で書かれたものです。社会的な常識に流されることなく、確固とした基本原則を守りながらも、自分に合った形の健康な生活を確立する手がかりとしてこの本が役立てば幸いです。

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  【著者プロフィール】石川 光男(いしかわ みつお)1933年〜 札幌市生まれ。1959年北海道大学理学部大学院修士課程修了。理学博士。専攻は高分子物理学。現在、国際基督教大学名誉教授。理科・文科の両分野にまたがった学際研究に強い関心を持ち、幅広い研究活動を続ける一方、国際会議の経験も豊富。日本人体科学会理事、生命エネルギー研究所顧問、日本ホリスティック医学協会顧問。著書に『生命思考』(TBSブリタニカ)、『ニューサイエンスの世界観』(たま出版)、『西と東の生命観』(三信図書)、『複雑系思考でよみがえる日本文明』(法蔵館)、『自然に学ぶ共創思考』(日本教文社)、訳書に『光学』(ウェルフォード著、丸善)などがある。

【目次】第1章 20世紀の常識と「いのち」の「ものさし」
1 時代によって変わる生き方の「ものさし」
2 健康法を支える心のクセ
3 栄養学の落とし穴
4 生命を超える「いのち」の「ものさし」
5 からだの毒と心の毒は早く出す

第2章 「つながり」から生まれる自然の秩序
1 機械の秩序と自然の秩序
2 自然との「つながり」を深める
3 あなたは母乳派? ミルク派?
4 心が変わればからだが変わる
5 伝統食は健康食

第3章 自然の「はたらき」を活かす
1 自然を利用する文化と自然を活かす文化
2 からだの機能をこまめに使う
3 スポーツは長生きの良薬?
4 「道」の統合性と異質補完
5 血質と血循の異質補完
6 血液ドロドロは百病の源

第4章 自然の「バランス」を活かす
1 減塩常識の落とし穴
2 自然のバランスを大切に
3 食物の陰陽バランス
4 からだのサビを防ぐ
5 悪玉の増え過ぎと細胞の使い過ぎに注意

第5章 外への思いやり、内への思いやり
1 「地球の健康」への思いやり
2 部分を見る目と全体を見る目
3 機械とのつながりと「内を見る目」


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